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2期・井上恵一朗さん (朝日新聞)


今担当している仕事内容について教えてください。
 東京本社社会部の「遊軍」という部署にいます。
 「遊」の言葉どおり、警視庁や司法などクラブには所属せず、わりにフリーランスに仕事をする部署です。「軍」の側面は、大事件や事故、災害が起きたときに発揮されます。すぐに現場に投入されたり、社会部にみなで集まって一気呵成に周辺への電話取材をしたりして、紙面を作り上げます。
 たとえば、先の反日デモの折りには、新宿・大久保にいる在日中国人留学生の声を集めて紙面をつくったり、本筋を追う外報部とは違って、上海や北京の日本人に連絡を取って「外を歩けない」など現地の雰囲気を伝えたりしました。
 ふだんは各自のテーマをこつこつ取材しています。
いままで仕事をしてきた中で一番感動したことは何ですか?
 特ダネで一面トップをどか〜んと……
 と景気よくいきたいところですが、そういう経験は私はありません。
 なので「一番」というとセレクションに困りますが、「にっぽんの安全」という治安問題をテーマにした長期連載企画班にいたときの取材が印象に残っています。
 外国人犯罪を取り上げた第2部で、誘拐殺人事件に荷担し、一審で無期懲役判決を受けた中国人留学生と面会を重ね、手紙をやりとりして事件に至るまでを10回の連載で書いたことがあります。
 面会で初めて会ったときの、気弱そうな表情。
 「日本のアニメが好き。ドラゴンボールとかドラえもんを読んで育ちました。東京ラブストーリーの織田裕二にあこがれました」などと書いてある手紙。
 警察から取材しているだけではけっして知ることはなかったであろう、そして凶悪に描かれがちな「外国人犯罪者」の素顔に接したときの素朴な驚きは今でも鮮明に覚えています。
これから仕事で取り組んでいきたいことは何ですか?
 いずれ教育問題を継続的にやってみたいと願っています。
就職活動を振り返ってください。
 よく受かったなというのは今でも思います。
 現役の時は1つも内定がもらえませんでした。
 4年生になる間際の冬までまったく準備しておらず、友人に誘われてのぞいたニューズウイークのセミナーが活動の始まり。そこで瀬下さんのひょうひょうとした語り口に惹かれて入塾。本格的に勉強をスタートしました。
 現役ではだめでしたが、卒業後の再チャレンジでは、筆記は必ず通るようになっていました。でも、面接がネック。ペン森でやった特訓で、どうしてもあがってしまってまともにしゃべれなかったのが、本番でもトラウマになっていました。
 朝日新聞とは相性がたまたまよかったんでしょう。趣味の欄に「スニーカー収集」と書いていました。見方によっては敬遠されそうな内容ですが、最終面接ではなぜかそればかりつっこまれ、好きなことだったから何でもこいで融通無碍に答えることができたのがよかったのかなと今では思っています。
ペンの森に入塾したきっかけは何ですか?
 先に書いた通り、3年の1月に行ったニューズウイークのマスコミセミナーです。瀬下さんが講師を務めていました。
入塾してよかったことはなんですか?
 就職活動の現実的な側面で言えば、エントリーシートの書き直しに何度でもつきあってくれたことです。何度も赤を入れられ、指摘を受け、夜を徹して書き直した後、朝、ゴルフへ向かう瀬下さんを駅のホームでつかまえて最終チェックをしてもらったこともありました。
 塾を開放していたので、いろんな人が出入りしていました。ペン森は最終が近づいても追い返されず、夜通し話していてもよかった。朝まで塾生たちやOB、ゲストと話し込み、ずいぶん議論の勉強にもなったし、いろんな考え方を聞かせてもらえました。
 社会人になってからは地方にいたので直接うかがう機会は少なかったです。
 結婚したとき、瀬下さんに乾杯の音頭をとってもらい、かっこつけたのか受けをねらったのかよくわからない面白いスピーチをちょうだいしました。その式に、ペン森生もたくさん来てもらいました。
ペンの森と酒について、語ってください。
 まさに潤滑油。ただ、白熱しすぎて暴走するやつもときどきいましたが。
 ペン森でしていたことって、作文書いて酒飲んでめしくって、そのまま泊まって……の繰り返しでした。
瀬下塾長を一言例えて、語ってください。
 「予言者」
 マスコミ人があまりこういう表現をするのはなんですが、「あなたはきっとここに入る」とかおだててるのか、本気なのかよくわからないことを時たま言います。それがよく当たるのです。人を見る目が確かということなんでしょうけど、聞く方からすると、あまりに確信を持って言うのでそう見えてしまいます。
 ちなみに、私は初めて作文を見てもらったその日に「君は朝日新聞に受かるよ、きっと」と言われました。
 ほかに何例が当たって、外れているのかは知りません。あしからず。
学生へのメッセージ
 私が受けたころより、マスコミを、特に新聞を取り巻く環境は厳しいですが、それでもぜひと将来性を感じ、夢を持っている人は一度来てみてはどうでしょうか?
 ほかのマスコミ塾には行ったことがないので合格率などの比較はできませんが、ペンの森が「楽しいところ」なのは間違いありません。
 OBらとのつきあいも続くし、仕事を始めてからの人脈にもつながりますよ。